元気な夏の食卓作り
杉立宏子先生

太陽をたっぷり浴びた野菜も、
疲労回復に役立つお酢も、夏の元気の源。

夏は、暑いというだけで疲労がたまり、食欲が減退しやすい季節です。トマトにきゅうり、ゴーヤ…、太陽の光りをいっぱい浴びた旬の野菜には、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれ、栄養も満天。 体内にこもった熱を取り除いて夏バテを防いだり、整腸作用、利尿作用など、疲れやすい夏のからだには欠かせない働きをしてくれます。 生食や簡単な調理でもおいしく食べられるので、毎日摂るように心がけましょう。 一方、お酢は疲労物質を分解する働きだけでなく、酸味によって口の中を爽やかにし、食欲アップにつなげてくれる嬉しい調味料です。 野菜を漬けるだけでからだにやさしい一品が作れる「べんりで酢」は、手早く済ませたい夏のお料理作りにも役立ちますよ。

杉立宏子先生 トマトのべんりで酢漬け

■材料

トマト(ミニトマト赤・黄色・フルーツトマトなど、お好きなトマト400g~500g)
パセリ又はバジル少々・べんりで酢2カップ(トマトがつかるくらいの分量)

■作り方

  1. トマトは洗ってへたをもぎ取り、てっぺんの皮の部分に包丁で切り目を入れます。
  2. 鍋に熱湯を沸かして、1のトマトを2~3回に分けて入れ、切り目のところが開いたら、網じゃくしですくって氷水に取り出し、冷めたら皮をむきます。
  3. ふたの出来る容器に2のトマトの水分を切って入れ、べんりで酢をひたひたまで注ぎ、ふたをして冷蔵庫で冷やします。
  4. パセリはきれいに洗って水分を切り、ナイロン袋にふわっと入れて冷凍します。
  5. 3のトマトを漬け汁とともに器に盛り、凍ったパセリを手でつぶして散らします。
見て楽しい、食べてヘルシー、保存できて便利
みょうがの「べんりで酢」漬け

■作り方

  1. みょうがは洗って縦半分に切る。
  2. 熱湯でさっと茹で、冷ましてから保存瓶に入れる。
  3. 「べんりで酢」を注いで冷蔵庫で保存する。

食べごろの目安:漬けてから半日後

なすの「べんりで酢」漬け

■作り方

  1. なすはへたをとって縦半分に切って、1.5cm幅にスライスする。
  2. 保存瓶になすを入れる。
  3. 「べんりで酢」を注いで冷蔵庫で保存する。

食べごろの目安:漬けてから2時間後

新しょうがの「べんりで酢」漬け

■作り方

  1. 新しょうがをスライサーなどで薄切りにする。
  2. 新しょうがをさっと熱湯に入れてザルにあげ、冷ましてから保存瓶に入れる。
  3. 「べんりで酢」を注いで冷蔵庫で保存する。

食べごろの目安:漬けてから2日後から
※冷蔵庫で1年保存可

きゅうりの「べんりで酢」漬け

■作り方

  1. きゅうりを斜め切りにする。
  2. 保存瓶にきゅうりを入れる。
  3. 「べんりで酢」を注いで冷蔵庫で保存する。

食べごろの目安:漬けてから2時間後

ゴーヤの「べんりで酢」漬け

■作り方

  1. ゴーヤは縦に割ってスプーンでワタをとり、5mm幅にスライスする。
  2. 保存瓶にゴーヤを入れる
  3. 「べんりで酢」を注いで冷蔵庫で保存する。

食べごろの目安:漬けてから半日後